年下彼氏とSweet Life
土曜日、泉の両親と俺の両親、そして俺たち6人は、向かい合って座った。
俺の父から、切り出した。
「まだ聖は若いですが、本気の相手に出会ってしまうこともあります。離れていた時間に、お互いに自分の気持ちと向き合い、婚約したいと確信したようです。これからのことを前向きにお考え頂くわけには、いかないものでしょうか。」
すると、泉の父親は、
「まあ、泉の足も、考えていたよりは、良くなりました。本人の頑張りがあってこそです。」
と言って、考えていた。
「泉、お前の気持ちも、聖くんと同じなんだね。」
「はい。聖と一緒にいたいと思います。こんな私でも聖が望んでくれるなら。」
泉の言葉に、俺は、
「泉、足のことで、こんな、なんて言うなよ。そのままの泉で充分満足しているし、むしろ、泉の頑張りや考え方に、これまで以上の尊敬の念を抱いているよ。」
と、泉にもっと自信を持って欲しかった。
「聖くん、ありがとう。親として、とても嬉しいよ。俺たちも、二人の気持ちを認めるよ。」
「お父さん、ありがとう。」
「ありがとうございます。」
俺たちは、こうして、晴れて、婚約した。
俺16才、泉21才。