年下彼氏とSweet Life
8月7日、聖は、ホテルの部屋を予約していた。
「本当は、もっと素敵な 場所に連れて行きたかったけど、高校生では、無理があるから、こんなとこでごめん。」
「そんなことないよ。綺麗な夜景が見れるもの。」
私は、緊張して、声が上擦ってしまう。
「まず、下のレストランで、食事をしてこよう。」
「うん、……」
ぼうっと、窓から夜景を見ている私に、聖は、
「泉?」
と声をかけてきた。
「お腹空いたね。行こう!」
私は、わざと元気な声で言うと、聖の腕を取って部屋を出た。