年下彼氏とSweet Life


食事を終えて、再び部屋に戻ってきた。

「泉、先にシャワーを浴びる?」

「うん、そうさせてもらう。」


私は、着替えを持つと、バスルームに入った。

もう、22才だから、友達のほとんどが経験していた。だから、私は、遅い方だと思う。

いろいろ話だけは聞いていて、知識だけはあるけど、なにしろ初めてだから、心臓が飛び出しそうだ。

なんとかシャワーを終えて、部屋に戻ると、

「俺もシャワーしてくる。」

聖も緊張しているらしく、ちょっと硬い声で言うと、バスルームに消えて行った。

私は、することもなく、ソファーに座り夜景をながめていた。


突然、部屋の明かりが消えた。

びっくりしたと同時に、後ろから、抱きしめられた。

「ベッドに行こう。」

聖は、私を抱き上げると、ベッドに運び、そうっと私を下ろした。

私は、聖の目だけを見つめていた。

「泉、愛してる。」

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