年下彼氏とSweet Life


聖は、初めてとは思えないくらい、私を優しく愛してくれた。

「泉、俺を受け入れて。」

そう言うと、自分のものを私のそこに静かにあてて、

「ゆっくり進むからね。」

私の中に、聖が、入ってくる。

「痛くない?」

「大丈夫。」

まだ、そう言える余裕があったが、次の瞬間、痛みが身体を走った。

「んん……」

私は、思わず、

「いたっ!」

と声をあげた。

「泉、ごめん。もう少しだから……」

私の中が、聖で一杯になった。

「全部入ったよ。これで、泉は、俺のものだ。」

しばらく、動かずに、見つめ合っていた。

聖は、私に、啄むように何回もキスをすると、

「動くよ。」

聖は、始めは静かに、そして、次第に激しく動いた。

私は、二人が繋がった部分に集中するしかなく、痛みが薄れ、気持ちよさを感じるようになっていった。

私は、夢中で聖の首に抱きついて

「ああん、はあ、……」

と自分の何処からこんな声がでるのか、恥ずかしさと、満たされていく身体の感覚に翻弄されていた。

「泉、一緒に行こう。」

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