恋愛のフルマラソン
次の日の朝、学校へ向かっていると、昨日の公園でまたブランコをしている彼女がいた。
「おはようシゲ!」
びっくりして言葉が出ずまたうなずく僕。
何食わぬ顔で僕の隣で一緒に歩く彼女。
「あ、あの俺シュンとここで待ち合わせしてるから」
やっと出た言葉がそれかよ!なにやってんだ俺!
「そっか…じゃあまた学校でね!」
少し淋しそうに彼女は行ってしまった…。
彼女の前で何もできない自分が情けなくてしょうがなかった。
10分休み…
「シゲ、今日の帰りさ、」彼女が話し掛けてきた。
< 6 / 9 >

この作品をシェア

pagetop