いつまでもキミに恋をする。
そうして、1年3組の記憶消えないようにという作戦がスタートした。

「思い出してくれるといいな。自分が本当に大切に思っているもの。人たちを。」

―月曜日―
「覚えて…る?」
「あぁっ…覚えてる…!ありがとう。覚えてる!」
良かった…良かった…良かった!
本当に。
「あの、突然なんだけど、もうすぐ自然教室じゃん。持ち物とかも日記に書いとくから…」
「吉居、今日の放課後、空いてるか?」
…?
「う、うん。どうしたの?なんかあった?」
「なかったら呼ばねぇよ。」
え…。
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