2次元と現実
「やっぱり外は気持ちいいね〜。」

みらのがぐーっと腕を伸ばす。

「屋上ってのが少女漫画の王道って感じでいいわね。」

「本当にお前漫画かいてんだな。職業病やめろよ。」

「毎日充実してるからいいの。」

いつものようにツンとしながら答えた。


「うわああああああああああ!」

みらのが奇声をあげながらすみれにガシッとくっついた。

「え?え?何?どうしたの?」

「む、む、虫〜!!!」

青い顔をしながら必死に訴える

「なんだ。虫か。取ってあげるわよ。」

すみれが立ち上がろうとした瞬間腕をひっぱられたかと思えば

「おい、もー、大丈夫だぞ。」

隼姫がみらのに声をかけていた。

「ありがとう〜二人共〜!」

泣きそうな声でみらのが言った。




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