2次元と現実
「て、事でモデルになって。」

「……は?」

最後のチャイムがなり帰ろうとしたその時に思いもよらぬ人物から思いもよらぬ事を言われた。

「だから、説明したでしょ。小説のモデルになって。」

一回で理解しろよと言いたげな顔で彼女は言った。

「いやいや、なんだよそれ。」

いやいや、本当になんだよそれ。小説?モデル?てゆうか、前々から気になってたけどこいつ本当美人だな。

「こんなにイメージピッタリの人は他にいないの。だから、やって。」

「だからだからって…自己中かお前。」

隼姫は、はぁ…とため息をついた。

「…は?……あんたこそサービス精神旺盛に生きなよ。」

「…あ?なんだてめぇ…それが人に物を頼む態度かよ。」

「はいはい。そこまでー。2人とも売り言葉に買い言葉はよくないよ。だけど、息はピッタリだね。」

にこっとみらのが言った。
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