イヌの幼なじみ
夏
毛が暑苦しくてヘタれてた時、
おつかいで冷えたラムネを買ってきてくれた。
「最近、おかえりって言ってくれないし。
これで元気だせー」
秋
暗くなるのが早くなって寂しいなあなんて
ボヤいたら早く帰ってきてくれた。
「ユキくんが寂しい時はヒマリが一緒にいる」
…
嬉しいのに。
こんなに純粋に俺を信じてくれてるのに。
ごめんなさい。俺はひとつ、
ヒマリに秘密があります。
きっと何年先も教えられないヒミツ――
『ずっと一緒にはいられないかもしれない』
毛が暑苦しくてヘタれてた時、
おつかいで冷えたラムネを買ってきてくれた。
「最近、おかえりって言ってくれないし。
これで元気だせー」
秋
暗くなるのが早くなって寂しいなあなんて
ボヤいたら早く帰ってきてくれた。
「ユキくんが寂しい時はヒマリが一緒にいる」
…
嬉しいのに。
こんなに純粋に俺を信じてくれてるのに。
ごめんなさい。俺はひとつ、
ヒマリに秘密があります。
きっと何年先も教えられないヒミツ――
『ずっと一緒にはいられないかもしれない』