* 恋愛ジャンキー *
雨空の出会い
予報通り傘持ってきておいてよかったなぁ…。
駅の改札を出た途端に聞こえた雨音にそう感じていた時、後ろから男の下品な声が聞こえてきた。
「君可愛いねぇ〜俺たちと遊び行かね?」
「えっとぉ〜...」
男2人が1人の女の子にそう声をかけていた。
あぁもうなんで世の中にはこんな男共しかいないのかなぁ...。
ため息をつきながらも近づいて行き、
男の後ろに立ったあたしは持っていた傘の持ち手の部分を片方の男の襟元に引っ掛け
思いっきり後ろに引っ張った。
「ぐえぇぇっ...!!」
「何すんだよてめぇ!!」
もう1人の男が怒鳴ってきたがそんなの気にも止めずに絡まれていた女の子にかけよった。