海の音〜第一章〜


奏多「…聞いたと思うが、俺はここでは社長。ここ以外では極道だ。だから、ここにいない時も多ければ、ここにいる事が多い時もある。だが、暫くはここにいる。状況が状況だからな。だけど、入れない時の方が、今回は多くなるかも知れない。
その時ここを守ってくれるのが、入れ。」

⁇「はい。」

奏多「山瀬 匠 (ヤマセ タクミ)だ。
仁が左なら匠は右だ。
仁と互角の男だ。お前を必ず守ってくれる。最初
お互い信用にかけるかもしれないが、お前らはお互い過去が似てる。だから、分かり合える所がある筈だ。お互いがお互いに頼りあえ。」

匠「山瀬 匠です。奏多さんから話は聞いております。奏多さんがいない時は全力で守らせて頂きます。」

海「あ、よろしくお願いします。」

この人が来た時一瞬で思った。一緒だ…って。
目が、何も写してなくて、けど奏多さんを見つめる目は輝いていて…
この人も暗い過去があるんだって…すぐ思った。


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