海の音〜第一章〜


仁「あ、若。出ましたよ。うちからも。1人。」

奏多「!?いつ。」

仁「今日の夕方。傘下の組員が2人襲われ、1人は即死。1人は重傷で、まだ目は覚ましてません。
銃を使われたようです。」

奏多「そうか…銃か…」

仁「2人とも持ってなかったので。それと、まだ1人が目を覚ましてないので、まだ分かりませんが、相手は1人だという話が…」

奏多「2人相手に1人か。納得は出来るが…単体で行動か…。」

仁「明日、山崎組で会合があります。多分銃の所持も検討に入ってるでしょう。それと、山崎組系列の警察たちも流石に動き始めると思います。いつ一般市民から被害がでるか分かりませんから…」

奏多「あぁ。そうだな。」

仁「夕方からなので、また連絡します。
じゃ!おやすみ!」

本当に急に変わるな~…口調

奏多「あぁ。おやすみ。」

そうか…ついに俺たちの傘下からも出たか…
危ないな…。本当に本気で気をつけねーと…海も居るしな…。


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