海の音〜第一章〜
匠side
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傘下を抜けて、俺達山瀬組はいちから組を改革させようとしてた…。
当時俺は親父の跡を継ぐため、若頭として組の仕事をしていた。
でも、傘下を抜けてから半年後…事件は起きた…。
その日は本当に何にもない、普通の1日だった。
でも…俺達家族にとって、最後の家族の時間を過ごす1日になった。
仕事も終わり、みんなが揃ってご飯を食べたわいもない話をしていた時だった。