海の音〜第一章〜


匠「え…あ、はい。大丈…!?」

あれ、俺確か…

匠「母さんと父さんは!?」

組長「…奏多。一旦席外してくれ。」

奏多「…あぁ。」

組長「匠くん…僕らが行った時にはもう、城島たちは居なかったんだ。
沢山の組員たちが倒れててね…。その中に君の親父さんたちも居たんだ。」

匠「…。」

組長「すぐ救急車呼んで、何人かの組員は助かったよ。
でもね…親父さんは即死だった。僕たちが着いた時にはもう息をしてなかったんだ…。」

匠「っつ…!!」


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