海の音〜第一章〜

お兄ちゃんは私を無視しないし、存在を消したり侮辱したりしない。
でも目は私を恨んでいる。
切り長の目に殺られてしまうのではないかと思うほどの威圧感。

威圧感があるのは当たり前だ。若頭であり、なおかつこの一帯を占めている
清瀧「セイリュウ」の元6代目総長も務めた。

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