キャンディー
その夜は、彼が来る日だ…。

「どーしよ〜…、彼に、なんて言おう… キャンディーの事は 絶対に 言えない…」


とりあえず食事の支度をし、買ったばかりの、ワンピースを着て彼が 来るのを待った。


【もうすぐ着くよ】


彼からのメールが入った。

「朝、起きたら こうなっちゃってた」サラっと言うしかないな…彼は勘が鋭いから・・・通じるかな・・・

ピンポーン!


「はっ! 帰って来た!…はぁ〜い!」


ガチャ…


「ただい… っあ!すみません、間違えました!」

いきなりドアを閉めた。


1分ほどしてドアが ゆっくりと開いた。


「あ・・・あのぉ・・・」

「私よ、ゆりえ よ」そう笑顔で言うと彼は 息をするのも忘れるくらい驚いていた。

「お・・・おまえ・・な・・・何で・・・・」


「なんか・・・朝 起きたら ・・・こうなっちゃってたの・・・」


私は 少しひきつりつつも 笑顔で答えた。


「はぁ~!?・・・こうなっちゃって もんじゃ ないだろう・・」


それも、そうだ・・・・


「まったく 別人・・・・だ・・・」


彼は 私を マジマジと見始めた・・・。


「おまえ・・・・すっげー  美人だぞ・・・なんか変なもんでも くったんじゃねーの?」


   ドキッ!!

やっぱり勘が するどいかも・・・・


「とりあえず 中に入って。ご飯できてるから・・・」


彼はご飯どころじゃなく 私の体を触りまくった。


「あんなに、ブヨブヨしてたのに・・・・ウエストも こんなに くびれてて
足も スゲー 細い! 胸だって 10代の頃みたいな張りだ  それに肌も 赤ちゃんみたいに白くてスベスベだし・・・髪もサラサラだ・・・」
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