キャンディー
私が部屋に着いてから5分程で彼が来た



「どうぞ…」



「すっげーーーっ!何この部屋!これってプレジデントルームじゃねぇ〜!?」


「ゆりえチャンって何もの?!」



「こ、ここの ホテルの人と知り合いなの…」



「それにしても…すっごい部屋だね…夜景も綺麗だ〜こんな部屋、泊まったことないよ〜」



「こっち来て 飲みませんか…」



「すっげー!ピンクのドンペリじゃん!!ハリウッド映画みたい…」



「そんなに喜んでくれて、私も嬉しいです。気楽に楽しんで下さいね」



「じゃあ…開けちゃうね!」



…ポンッ!



「カンパーイ!!」



「美味しい〜!!」




二人で夜景を見ながら グラスを傾けた…




「初めて、ゆりえチャンと会ってから す゛っと胸が苦しくて 頭が ゆりえチャンで いっぱいなんだ…」



「ゆりえチャンとは3回しか会ってないけど…僕、ゆりえチャンの事が 真剣に… 好きなんだ!…ゆりえチャンは?」




(やったー!やっとキター!)



「私も 洋チャンが 大好きです!」



「ありがと!」



彼は私を強く抱きしめ…優しくキスをしてくれた…



「…私、今とっても幸せです… 」



「俺もだよ…もぅ離したくないよ…」




「ゆりえチャン…結婚しよっか!」



「…えっ!?」



「あれっ?俺…何、言ってんだろ…自分で、言っといて驚いちゃったけど…でも、この気持ちは、真剣だから…!」



「…洋チャンさえ良ければ…私も洋チャンと結婚したい!」



「…ホントに!?こんな…いい加減な俺だけど…いいの?!」




「はい!」



「その変わり…いっぱい幸せにして下さいね…」



「もちろんだよ!あまり一緒に、いてあげられないけど、そんな事、気にならないくらいに、幸せにするよ!」




「ありがと!」




その夜は 初めて洋チャンと結ばれ…最高な夜だった
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