キャンディー
目が覚めた頃には もぅ夕方になっていた。


起き上がると、何かが違ってた。


「あれ…?いつもより…体が、軽い… 」


『!?』


慌てて鏡の前にたった!


「え゛ーーーーっ!!」


「う、…うそ でしょ?」

鏡の前に写っていたのは紛れも無い 私だった!

願った通り…醜く脂肪だらけの体は、モデルの様にスリムになり、ニキビ跡や吹き出物だらけの、くすんだ肌は、白くきめ細やかな肌になっていて、癖の強い剛毛な髪は、真っ直ぐにツヤのある サラサラな髪に なっていた。


全てが 想像以上に美しく綺麗に変わっていた。


「こ…これが… 私…」


「やったーっ!!やっと、…やっと、理想の自分になれた!」


長い間、コンプレックスの塊だった私は、あまりの嬉しさに自然と涙が つたっていた。


「おばあさんが言ってた事は 本当だったんだ…」

「おばあさん…ありがとう」


私は キャンディーのビンを ギュット強く抱きしめた。
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