奪いとれっ!!
「ねー、いいだろっ」


一人が私の肩に手をかけた。



....やばい。


非常にやばいっ。


これは恐喝じゃないよね。


絶対私の身に危険が及ぼうとしてるよねっ。



このままだと、私の貞操はこいつらに奪われてしまう。

それだけは無理。

絶対嫌だからっ!



「ちょっと静かなところに行こうぜ」

ニヤニヤといやらしい視線で近づいて来る。





冗談っ!



私は意を決して、思いっきり地面を蹴った。



「あっ、こいつ待てよっ!」


驚いた男の一人が私を捕まえようと手を伸ばす。




< 3 / 320 >

この作品をシェア

pagetop