奪いとれっ!!
「行こう」


堅斗に手を引かれ、私は一緒に部屋を出た。


階段や玄関ホールには大久保さんや監視役さんが倒れている。



「....堅斗がやったの?」



「ああ」



ニッコリ笑う堅斗。


「喧嘩で鍛えた腕は伊達じゃない」




「助けてくれてありがとう」



「青蘭のお嬢様はこれだから.....」




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