脈アリだと思ってたのに!?



「!!!なんで・・・」


「さあな。
 ってかマジでデートなんだーーへーー。

 あいつらには俺から言っとくから、
 行って来いよ」


優しく笑う上村。


その瞬間、私の中で何かがキレた。


「上村は、私と先輩がくっついても、
 何とも思わないんだ?」


私の強い口調に、
上村は一瞬驚いたけど、


「・・・おう。
 友達が幸せになんだぜ、
 嬉しいことだろ」


いつものように笑う上村。


・・・ありえない、
信じらんない!!

脈アリだと思ってたのに・・・!!!


ここは止めてくれると
思ってたのに・・・!!!



< 6 / 20 >

この作品をシェア

pagetop