Life
を早く見たいわ。」
「そうですね。」



「ただいま。」

麻友美らとあつきが帰って来る。麻友美らも記者に気付く、

「ただいま。」
「おかえりなさい。」

麻友美は史奈に、

「絢ちゃんは帰って来ているのですね。」
「そうよ。眠ってるわ。疲れてるみたい。」

悠太は祐貴にちょっかいを出している。

「……。」

沙織は、

「本当に祐貴君はいじられ役だね、悠君や、絢ちゃんに、みんなにいじられてる。」

あつきは、

「かわいがられているんだよ。年が近いからね。彼はまじめだし、よくしてくれてるから。それに、ああしてスキンシップ取っているんだよ。ほら、囲まれてる。」


記者は噂では聞いていたけど亜希とあつきのそっくりさに驚く。亜希は、

「弟ですか?よく言われます。ですから弟にはめがねはめさせました。今は左手さえみれば兄弟の見分けはつきます。…兄弟で唯一の未婚人間ですので。ついつい妹を頼ってしまいます。いけないとはわかっています。妹は何も言わなくても3人分の食事を作っています。一緒に食べて。優しく、一人暮し、大丈夫?いてもいいんだよ。と心配されたりすると尚更かわいくて…だらしないですよ。」

あつきは、史奈のお腹を撫でて、

「パパだよ。」

語りかける。悠太はつられて、

じゃあオレもなでなでしようかな?すると麻友美は、

「やめて…恥ずかしい。」

本当は不安なのを隠したい。



絢美は眠っている。祐貴は眺めている。

「かわいいなぁ。起こすのもったいない。」

祐貴は絢美に優しくキスをする。

「…ん。」

絢美は起きる。

「あれ?いいの」
「取材は終わったよ。もう演技する必要ないよ。みんな帰って来てるし。」
「い、今何時?」
「6時半だよ。」
「きやっ…。夕食作らないと…お兄ちゃんと、祐貴さんの。阿由葉…。」
「起きて、お義兄さんと遊んでいるよ。悠真がまだ寝てるからねぇ。さて、お義姉さんにご飯用意して頂いたので行こうか、ちなみにうちの姉さんも一緒だよ。」
「そ、そんな…。」
「あまりにもかわいい寝顔だから起こすのもったいなかったな。」
「ねえ、赤ちゃん欲しいの本当?」
「欲しいよ。絢美に負担をかけるのは良くないし。大好き
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