Life
いんだ。絢美が好きだから。な?えらいのだろ?」
「…うん。」
「かわいいよ。」

ちゅっ。



次の日の朝、祐貴が先に目覚める。何かおかしい。だいたい絢美の方が早く起きるのに。祐貴は優しいキスをして絢美を起こす。

「…ん。」

(おかしいぞ…?)


祐貴は史奈に相談する。

「確かに昨日はよく眠ってたわね…。今日も?う〜ん…。まさか!?あのね、妊婦さんは眠くなる時もあるのよ、絢ちゃんに生理来てる?ダメよ。奥さんの生理、気にしてあげなきゃ。いいわ、絢ちゃん今日、打ち合わせだけだから誘ってみるわ。探ってみる。」
「…はい。」

史奈は祐貴を優しく包み込んで、

「パパになるか否かよ。自信持ちなさい。」
「はい。」
「大丈夫よ。心配しないで?」

絢美と亜希が10時頃、打ち合わせから帰って来る。

「おかえり。」

にっこり言う祐貴。絢美は、

「ただいま。」

にこっ。

史奈は絢美に、

「一緒に買い物行こう?」

絢美は、

「どうしたの?お義姉ちゃん。」

史奈は笑って、

「服買いたいな。なんてね。マタニティさんは大変。うちのあつきちゃんはエロの塊だから服買うのに、露出の多いドレス買ったら大変でしょ?」
「お兄ちゃんなら有り得る…。」

亜希は呆れる。

(可哀相な弟…。)

史奈は絢美と約束を成功する。亜希は、

「あれ?あつきは妊婦さんがいるから仕事はあまり無理しない程度に入れてないのか?」

史奈と祐貴はぎくっ…。

「…だって、絢ちゃんと女同士で歩きたいですよ。姉妹なのに…。」
「エロの塊は少し可哀相じゃないかなぁ…確かに最初のからかい方は聞き捨てならなかったですけどきちんと史奈さんだけを愛していますよ。同じ男ですから。偽りはないのはわかりますよ。一卵性兄弟とよく言われるくらい似てますから。変にテレパシーみたいなものがくるときがあります。」
「お兄ちゃんは隠し事無いの?テレパシーがあるならば、それを制御するくらいの。」
「……(悩みなんて言えない。)無いつもりではいる。」
「おかしいよ〜。」
「ま、行って来なさい。気をつけるように。」
「はいな。」

(……。)


誰にも言えない悩みを持つ亜希は、突かれないだ
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