Life
絢美と祐貴と亜希、あつきたち。

「ねぇ、お兄ちゃん明日、仕事?」
「うん。また忙しくなるなぁ。愛しい弟や妹と離れないといけないし。」
「本気で言ってるの?」
「嘘じゃないよ。また、家に行くよ。在も会いたいだろうって。在を寂しい思いさせたくないさ。恵と同じ男だからね。タラシになるのはいやだけど、実祐菜や阿由葉にも馴らせたいし。あやはかわいいし。亜希やあつきは自慢の弟だ。なぁ、亜希。」

ギュッ。

「……。」
「亜希はクールだなぁ。たまには気を抜くこと。ためるのはよくない。あつきや絢美の世話をやきすぎだ。きちんと管理できるよ。」
「……。」
「ま、亜希に絢美も世話やいてるか。お互い離れようとしないから。」

絢美は、

「私がお兄ちゃんを巻き込んだから。私の責任だよ。」

亜希は、

「大丈夫だよ。お兄ちゃんの意思だよ。」
「はたから見れば恋人だよ。」

あつきは、

「オレと絢美もラブラブだよ。」

兄は、

「一番早く結婚したくせに。地元の同級生ひっかけてさ。」
「純愛だもん。ひっかけるなんてひどい…な?」

あつきは史奈を優しく抱く。
絢美は、

「お兄ちゃん幸せそうだし。」
「幸せだよ。当たり前じゃないか。こんなにかわいい奥さんと、娘と息子がいるというのに。」
「パパ。」

阿由葉は言う。

「疲れたか?よ〜し、抱っこしようか。」

あつきは阿由葉を抱く。(いつの間にかいる。)阿由葉はあつきに甘える。

「ふふふ、甘えたいのか。よしよし。」
「きゃあ。」

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