Life

ですよ。麻友さんのお母さんです。」
「…麻友ちゃんのおばさん来てたの？」
「初孫ですからねぇ。」
「そっか、麻友ちゃんのお兄さんも弟くんもまだだったね。」
「昨日、お嫁さん見たじゃないですか…。お腹にいるように見えます？」
「わからないじゃない。ラブ×２でしょ？」
「新婚ですから。」

史奈は、

「この際、絢ちゃんと祐貴君の奥さんで、どちらが早く妊娠するか競ったら？仲良くできるでしょ？」
「お義姉さん、いい提案ね。じゃあ、祐君、私が勝ったら、自由な時間に肩たたきね。」
「…わかりました。私側が勝った時はどう致しますか？」
「ため口上等じゃない。」
「……。」
「へへ、楽しみだな。」
「……。そういえば何か飲まれますか？」
「う〜ん…眠いかな。睡眠不足かなぁ。ふあぁ〜。」

絢美は欠伸。祐貴は、

「お仕事でお疲れになられたのでしょう？隣に赤ちゃん達が眠っていますので一緒に休んではいかがですか？社長は取材長引きそうですし。」
「いいかなぁ。」
「私が起こして差し上げますのでごゆっくりお眠り下さい。」
「先に冷蔵庫から飲み物出しておこうかな？」
「何がよろしいですか？」
「私でもできるよ、言葉堅いよ。」
「新入社員ですから。」



祐貴は絢美を部屋へ。２人（と２人の眠った赤ちゃん）きり。絢美は、

「祐貴さん？」
「ん？」
「ただいま。」
「おかえり、絢美。」
絢美は祐貴に甘える。甘いキスを交わす。

「ごめんね、私、祐貴さんの赤ちゃん欲しいよ。」
「焦らずに行こう？」
「はい。」


阿由葉の目がぱちくり。絢美に気付いて、てくてく歩いて来る。

「阿由葉、お姉ちゃんと寝ようね。」

阿由葉はこくりと頷く。絢美は阿由葉を抱く。祐貴はゆっくりと布をかける。絢美は眠る。



祐貴は戻る。まだ取材が続いているようだ。

「絢ちゃん寝た？」
「はい。阿由葉ちゃんを抱いて眠っています。」
「絢ちゃん働き詰めだもんね、麻友ちゃんも少しずつ仕事セーブしていくでしょ？」

祐貴は史奈にひそひそ、

「姉の体調は考慮しないといけないので。…悠太君また子作りしましたから。」
「おめでたい事よ。」

史奈は優しくお腹をさすり、

「この子と一緒に遊んでいる姿