もう一度だけでも逢えるなら
腕時計の時刻は、九時三十八分。それでも私は急がない。
言い訳はしない。遅刻は遅刻。その分、頑張って取り戻す。過ぎてしまったことは仕方がないから。
十時二十二分に会社に到着。
エレベーターで八階に上がり、経理部のオフィスへ。
何事もなかったかのように、自分のデスクについた。
職場は今日も静か。金曜日だから、仕事量が多い。みんな黙々と業務をこなしている。
さっそく部長が私の元に駆け寄ってきた。ものすごい形相で私を睨みつけている。
逃げも隠れもしない。正々堂々と説教される。
「今週は三回目だぞ! 仕事が早いからって! 調子に乗るな!」
部長にこっぴどく叱られた。八時まで残業しろとも言われた。普段より、強い口調で。
それでも私は残業しない。定時までにささっと仕事を終わらせて、六時きっかしに帰る。
絶対に残業しない。それも私のポリシーの一つ。
言い訳はしない。遅刻は遅刻。その分、頑張って取り戻す。過ぎてしまったことは仕方がないから。
十時二十二分に会社に到着。
エレベーターで八階に上がり、経理部のオフィスへ。
何事もなかったかのように、自分のデスクについた。
職場は今日も静か。金曜日だから、仕事量が多い。みんな黙々と業務をこなしている。
さっそく部長が私の元に駆け寄ってきた。ものすごい形相で私を睨みつけている。
逃げも隠れもしない。正々堂々と説教される。
「今週は三回目だぞ! 仕事が早いからって! 調子に乗るな!」
部長にこっぴどく叱られた。八時まで残業しろとも言われた。普段より、強い口調で。
それでも私は残業しない。定時までにささっと仕事を終わらせて、六時きっかしに帰る。
絶対に残業しない。それも私のポリシーの一つ。