苦く 甘い香りのふところ
「絶交的なことして来たみたいだから私が言っておくわ」
「あんちゃんのお姉さんは亡くなってる。
おじさんも、おばさんもね」
「は?そんなの、聞いてねーよ」
「そりゃ、そーでしょーよ、あんた知りもしないで口走っちゃってんだもの、後先考えない行動がこういうことになるの、ちょっとは考えな」
「………俺、なんでこーなんだよ、いっつもこーだ、兄貴が死んだ時だって、周りに八つ当たりしてよ」
「でも、ちゃんと乗り切ったんでしょ?周りに支えられて、今やってんじゃん、それでいいんじゃないの。いつか、足洗って、生まれ変わればいいの。見てればそう、長くはないから」
「あんちゃんのお姉さんは亡くなってる。
おじさんも、おばさんもね」
「は?そんなの、聞いてねーよ」
「そりゃ、そーでしょーよ、あんた知りもしないで口走っちゃってんだもの、後先考えない行動がこういうことになるの、ちょっとは考えな」
「………俺、なんでこーなんだよ、いっつもこーだ、兄貴が死んだ時だって、周りに八つ当たりしてよ」
「でも、ちゃんと乗り切ったんでしょ?周りに支えられて、今やってんじゃん、それでいいんじゃないの。いつか、足洗って、生まれ変わればいいの。見てればそう、長くはないから」