甘い白鳥
俺は、何か、菜々の態度にムカついて


手を繋ぎ引っ張った。


「えっ??!!」


何だその顔! 可笑しーの。


あっ。目ぇ慣れてきた。


菜々の顔見えるし。


っておい!歩けよ菜々!


何立ち尽くしてるんだ?


≪グイッッッ!!≫


俺は、さっきよりも強く、手を引っ張った。


『おい!行くぞ!つか、歩け!』


「あ、ゴメン。。でも・・」


何、下向いてるんだ・・・


あ。分かった。


手、繋いでることだな??!


< 35 / 123 >

この作品をシェア

pagetop