甘い白鳥
10分ぐらいして、


凄い勢いでドアが開いた。


「いってきます!!!」


その声と同時に菜々が出てきた。


「健太??ゴメンね??!


 ・・・怒ってる?」


『何が??』


別に何も怒ってなんていねぇよ・


って思いながら少し笑ったら、


凄い安心したような菜々の顔。


笑っている菜々の顔。


何かちょっと嬉しくなった・・


「あ!そうだ健太ぁ!!今日ね、


 あの・・あ、遊びに行ってもいい?」


「良いよ?」


急になんだよって思ったけど、


まあいいか。
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