甘い白鳥
「ばーか・・・


 息できねっての。」


『健太、顔真っ赤だよ。』


「は??赤くねぇし。」


『赤いからぁ。』


「赤くねぇ!!」


『赤いじゃん・・・


 顔みせて!こっち向いてよぉ!』


「向かないっつの!」


私が無理やり健太の顔を覗き込んだ



クラ


≪ガッシャーン≫


『痛ぁぁぁぁ』


「ったく・・・


 怪我した??


 大丈夫か?」


『うん。へーき。


 健太は??』


「俺は何てことねぇよ。」


『あ・・の・ごめんね・・?』


「別に・・・


 あ、それより


 服・・・泥だらけだぞ?」


『あぁぁぁぁ!!!!』


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