冷酷王太子はじゃじゃ馬な花嫁を手なずけたい
突然の別離
そして、あっという間に三日が過ぎた。
私の気持ちは、もう固まっていた。
ここに残り、シャルヴェさまを支える。
もし愛されなかったとしても、彼のそばにいたい。
心に深い傷を負いながら、ユノヘスを守るという大役に奮闘する彼をもっと知りたい。
そして、癒してあげたい。
それなのに……。
「リリアーヌさま。王太子さまがお呼びです」
「えっ? はい」
コールにそう言われて驚いた。
三日目の夜、王太子妃となる覚悟が決まったら部屋に来いと言われていた。
でも、まだ昼間だ。
あんなことがあってから、廊下を歩くときですら、ヤニックかバスチュー、もしくはエドガーと一緒でなければならなくなった。
とても不自由だ。
「ヤニック、なんの話か聞いている?」
「いえ。私はリリアーヌさまをお連れするようにと言われただけです」
「そう」
私の気持ちは、もう固まっていた。
ここに残り、シャルヴェさまを支える。
もし愛されなかったとしても、彼のそばにいたい。
心に深い傷を負いながら、ユノヘスを守るという大役に奮闘する彼をもっと知りたい。
そして、癒してあげたい。
それなのに……。
「リリアーヌさま。王太子さまがお呼びです」
「えっ? はい」
コールにそう言われて驚いた。
三日目の夜、王太子妃となる覚悟が決まったら部屋に来いと言われていた。
でも、まだ昼間だ。
あんなことがあってから、廊下を歩くときですら、ヤニックかバスチュー、もしくはエドガーと一緒でなければならなくなった。
とても不自由だ。
「ヤニック、なんの話か聞いている?」
「いえ。私はリリアーヌさまをお連れするようにと言われただけです」
「そう」