White Rose
「いえ…別に。」
言葉に詰まって視線を下に逸らした。
「そうですか。」
男の人は、私の横をすり抜けて木のドアを開けて中へ入っていった。
「さっきの人が言ってたけどアトリエって…?」
アトリエと言われて浮かぶのは
某有名なジ○リとかのアニメだったり、
靴とかの小物の事を考え
ちょっと見てみたいという衝動に駆られた。
「ちょっと、だけ…。」
男の人が入っていった木のドアに手をかけそっと引いた。