White Rose
「それに、コウは古い友人と言いますか、
幼馴染みっていうんですかね?
もし、仮に私が女性でも恋仲にはなりませんよ。」
フフフ。と口元に手を当てて笑うところも
女性らしくて男だなんて信じれなかった。
「紅茶入れたのですが、
暑い日に熱いものもどうかと思ったので
常温になるまで冷ましたものです。
お口に合うか分かりませんが、
どうぞ。」
オシャレなティーカップに注がれた
茶色い紅茶はいい匂いを漂わせる。