一輪の花を君に。
#2
気付けば、太陽が登り始め朝を迎えていた。
私は、七瀬先生を起こさないように、皆の朝食作りを始める。
キッチンへ向かうと、千鶴先生がいた。
「あ、美空。おはよう。」
「おはようございます。」
「あら、ちょっと顔色悪そうだけど大丈夫?」
「いや、大丈夫です。」
「…そう?」
「はい。」
「美空、七瀬先生から病院のこと聞いたかな?」
「聞きました。」
「今日、中学には休みの連絡を入れておくからちゃんと診てもらうのよ。」
「千鶴先生、私本当にいいんでしょうか。」
「ん?」
「私、大翔達に迷惑をかける。それなら、私まだここにいた方が…」
「本当は、美空にはまだここにいてほしいとは思う。体調とかも不安定だから。安定するまではここで診ていた方が、もしかしたらいいのかもしれない。
けどね、美空。美空も、皆と同じ16歳になる。美空だけを、ここに残して皆とお別れなんて寂しいでしょう?私としても、美空だけが、旅立てないのは辛い。ただでさえ、美空は病気のことで我慢してきたんだから。皆と色んなことで別にされるのはもう嫌でしょ?」
「けど…」
「美空?
迷惑をかけてしまうとか思ってるなら、それなら私はまだ旅立ちに許可はできないかな。皆で助け合うことが出来ないっていうなら、大翔達も皆で一緒に暮らすことに私は許可はしない。
美空。今まで、皆と暮らしてて助け合って来たでしょう?美空だって、色んな子を助けてきた。それに対して、迷惑だとか思った?」
私は、首を横に振った。
「でしょ?それを見てきたから、私は皆で暮らすことに、賛成してるの。だから、今は身体が少しでも良くなることだけを考えて。」
私は、七瀬先生を起こさないように、皆の朝食作りを始める。
キッチンへ向かうと、千鶴先生がいた。
「あ、美空。おはよう。」
「おはようございます。」
「あら、ちょっと顔色悪そうだけど大丈夫?」
「いや、大丈夫です。」
「…そう?」
「はい。」
「美空、七瀬先生から病院のこと聞いたかな?」
「聞きました。」
「今日、中学には休みの連絡を入れておくからちゃんと診てもらうのよ。」
「千鶴先生、私本当にいいんでしょうか。」
「ん?」
「私、大翔達に迷惑をかける。それなら、私まだここにいた方が…」
「本当は、美空にはまだここにいてほしいとは思う。体調とかも不安定だから。安定するまではここで診ていた方が、もしかしたらいいのかもしれない。
けどね、美空。美空も、皆と同じ16歳になる。美空だけを、ここに残して皆とお別れなんて寂しいでしょう?私としても、美空だけが、旅立てないのは辛い。ただでさえ、美空は病気のことで我慢してきたんだから。皆と色んなことで別にされるのはもう嫌でしょ?」
「けど…」
「美空?
迷惑をかけてしまうとか思ってるなら、それなら私はまだ旅立ちに許可はできないかな。皆で助け合うことが出来ないっていうなら、大翔達も皆で一緒に暮らすことに私は許可はしない。
美空。今まで、皆と暮らしてて助け合って来たでしょう?美空だって、色んな子を助けてきた。それに対して、迷惑だとか思った?」
私は、首を横に振った。
「でしょ?それを見てきたから、私は皆で暮らすことに、賛成してるの。だから、今は身体が少しでも良くなることだけを考えて。」