一輪の花を君に。
#1
ーside大翔(ひろと)ー
俺達は今、ここの施設長である浅倉千鶴先生に呼び出され、会議室にいる。
元々この部屋は、朝と夜に施設の職員達が集まって会議をしているところ。
「それで、今日はこれからどうしたいか皆の意見を聞きたくて呼び出したの。これからは、どうしていきたい?」
はい、来た。
やっぱりこの質問。
できれば、ここから離れたくないけど、ここの決まりは破れない。
俺達が抜けないと、新しくここに来る子供達が入れなくなってしまう。
だから、俺達はある大きな決断をした。
「5人で、暮らそうと思っています。」
俺は、同い年でずっと一緒にいた美空や、香音(かのん)、翔太、理人と話し合って一緒に暮らすことを決めた。
どうせばらばらになるのなら、皆で一緒にいたい。
その思いは、皆一緒だった。
俺達は今、ここの施設長である浅倉千鶴先生に呼び出され、会議室にいる。
元々この部屋は、朝と夜に施設の職員達が集まって会議をしているところ。
「それで、今日はこれからどうしたいか皆の意見を聞きたくて呼び出したの。これからは、どうしていきたい?」
はい、来た。
やっぱりこの質問。
できれば、ここから離れたくないけど、ここの決まりは破れない。
俺達が抜けないと、新しくここに来る子供達が入れなくなってしまう。
だから、俺達はある大きな決断をした。
「5人で、暮らそうと思っています。」
俺は、同い年でずっと一緒にいた美空や、香音(かのん)、翔太、理人と話し合って一緒に暮らすことを決めた。
どうせばらばらになるのなら、皆で一緒にいたい。
その思いは、皆一緒だった。