一輪の花を君に。
#3
ーside中森ー
どうしたら、君に近づけるのか。
どうしたら、安心してもらえるのか。
どうしたら、君を幸せにできるのか。
美空が、過呼吸を引き起こしてから俺は、永遠とそのループにはまっていた。
想像以上に、警戒心が強い。
1人の女性に、ここまで考えたことがなかった。
それが、患者だとしても。
俺に言いよる女なんて、大体は俺のお金と身体目的で、俺のいいように扱ってきた。
抱いてはふっての繰り返しで。
本気で、好きになることなんてなかった。
はぁ…。
なんだよ、本当。
彼女がここに来てから、俺は彼女のことで頭がいっぱいだった。
彼女を見ていると、いつも冷静さを保つのが必死で、でも彼女に近づくために必死だった。
あんなに拒否られるなんて、正直かなり傷つく。
いつもは、拒否られようがなんとも思わなかったのにな。
好きな人なら尚更、好かれたいって思う。
『好き?』
あぁ、これはもしかしてそういうことなのかもしれないな。
苦しくて、愛おしくて、守りたくて…
君の全てを受け止めたくて。
何よりも。
一緒に幸せになりたくて。
俺は、12歳も年下の美空に本気なのかもしれない。
そっか。
このモヤモヤはそういうことなのか。
「中森先生。」
「あ、君は確か…?」
俺に声をかけてきたのは、さっき美空の部屋にいた大翔君だった。
「どうした?」
「ちょっと…お話いいですか?」
「あぁ。いいよ。」
俺は、大翔君と談話室に向かい、彼にカフェオレを出した。
どうしたら、君に近づけるのか。
どうしたら、安心してもらえるのか。
どうしたら、君を幸せにできるのか。
美空が、過呼吸を引き起こしてから俺は、永遠とそのループにはまっていた。
想像以上に、警戒心が強い。
1人の女性に、ここまで考えたことがなかった。
それが、患者だとしても。
俺に言いよる女なんて、大体は俺のお金と身体目的で、俺のいいように扱ってきた。
抱いてはふっての繰り返しで。
本気で、好きになることなんてなかった。
はぁ…。
なんだよ、本当。
彼女がここに来てから、俺は彼女のことで頭がいっぱいだった。
彼女を見ていると、いつも冷静さを保つのが必死で、でも彼女に近づくために必死だった。
あんなに拒否られるなんて、正直かなり傷つく。
いつもは、拒否られようがなんとも思わなかったのにな。
好きな人なら尚更、好かれたいって思う。
『好き?』
あぁ、これはもしかしてそういうことなのかもしれないな。
苦しくて、愛おしくて、守りたくて…
君の全てを受け止めたくて。
何よりも。
一緒に幸せになりたくて。
俺は、12歳も年下の美空に本気なのかもしれない。
そっか。
このモヤモヤはそういうことなのか。
「中森先生。」
「あ、君は確か…?」
俺に声をかけてきたのは、さっき美空の部屋にいた大翔君だった。
「どうした?」
「ちょっと…お話いいですか?」
「あぁ。いいよ。」
俺は、大翔君と談話室に向かい、彼にカフェオレを出した。