一輪の花を君に。
「ああ。



でも、本人は分かってるんじゃないのかな。




何も言わないけど、自分の体調は自分が1番分かるものだからな。」





「大翔、美空をここに連れてきてもらえるかな?」






「はい。



でも、俺も一緒に聞いていいですか?




美空こと、ちゃんと分かっておきたいので。」








「いいよ。」






大翔君の言葉に、俺は許可をした。






ちょっとだけ、大翔君にライバル心を抱き始めた。






きっと、美空が大好きなんだろうな。






大翔君は、頭を下げると美空を連れてきてくれた。
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