歪んだ愛の結末は。
着いた場所は2週間前と全く変わっていなかった。

2週間前どころか、もっと前から変わっていない。

蓮と私は噴水の縁に腰を掛けた。

「昔ね、4人の男の子と遊んだの。」
蓮は黙って私の話を聞いてくれた。

「今まで全然思い出せなかったのに不思議。この場所、安心する。」

「.....ん。」
私の口から自然にあふれでた言葉。
蓮は小さく頷いた。


「....ごめんなさい。あんなに大好きだったのに、ずっと忘れてたの。ごめんなさい。ごめんなさい。」

声に出せば出すほどにじみ出る涙。

ごめんなさい。
私、貴方達の事、全然わからなかった。
....ごめんなさい。
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