メガネの王子様
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午前中の当番だった私と陽葵は午後の当番の人と交代して、制服に着替えてから校内をまわることにした。
「ねぇ、ねぇ、萌香〜。なに食べる〜?」
陽葵はたこ焼きを片手に、キョロキョロと次のをお店を探している。
「…うん、私はいいかな?今、あまりお腹が空いてないや。」
最近、自分の気持ちに気付いたばかりなのに失恋しちゃったんだよね…そりゃ、お腹も空かないよ。
「萌香っ。何があったか知らないけど、落ち込んでる時こそ食べなきゃダメっ。」
陽葵が私をジッと見つめながら力強く言った。
「…はい。」
こういう時の陽葵は、ちょっぴり怖いので素直に返事をする。
「よろしい。サッサと食べ物買って屋上に行くよ。」
「え?なんで屋上?」
「誰も居ないからだよ。萌香は私に何か聞いて欲しいことがあるんじゃないの?」
「うん。」
こんな風に何も言わなくても、ちゃんと私のことを分かってくれている陽葵が大好きだ。
「よしっ、じゃ、いっぱい買って、屋上へレッツゴー。」
陽葵は片手を上にかざし、ホットドッグ屋さんに走って行く。
私もその後について走って行った。
午前中の当番だった私と陽葵は午後の当番の人と交代して、制服に着替えてから校内をまわることにした。
「ねぇ、ねぇ、萌香〜。なに食べる〜?」
陽葵はたこ焼きを片手に、キョロキョロと次のをお店を探している。
「…うん、私はいいかな?今、あまりお腹が空いてないや。」
最近、自分の気持ちに気付いたばかりなのに失恋しちゃったんだよね…そりゃ、お腹も空かないよ。
「萌香っ。何があったか知らないけど、落ち込んでる時こそ食べなきゃダメっ。」
陽葵が私をジッと見つめながら力強く言った。
「…はい。」
こういう時の陽葵は、ちょっぴり怖いので素直に返事をする。
「よろしい。サッサと食べ物買って屋上に行くよ。」
「え?なんで屋上?」
「誰も居ないからだよ。萌香は私に何か聞いて欲しいことがあるんじゃないの?」
「うん。」
こんな風に何も言わなくても、ちゃんと私のことを分かってくれている陽葵が大好きだ。
「よしっ、じゃ、いっぱい買って、屋上へレッツゴー。」
陽葵は片手を上にかざし、ホットドッグ屋さんに走って行く。
私もその後について走って行った。