メガネの王子様
*****
「それじゃあ、最終日の小樽ではどこに行く?」
陽葵が楽しそうに、クリームパスタをクルクルと巻きながら言う。
私達は修学旅行の打ち合わせをする為に、皆んなでファミレスに入って、お昼ご飯を食べながら意見交換をしていた。
北海道かぁ…時計台、旭山動物園、小樽運河。
食べ物も美味しいし楽しみだなぁ。
なんて思いながらサラダを食べてたら、お昼からガッツリお肉を食べている健ちゃんと目が合った。
あ…健ちゃんってば子供みたいにパクパク食べるから
「ふふ…、健ちゃん口にご飯粒ついてるよ。」
「えっ⁉︎マジっ///」
健ちゃんは口の周りを指で払うが、なかなかご飯粒を取れないでいる。
「違うよ、ここ。」
私は健ちゃんの口に付いているご飯粒を取ってあげた。
「ーーーっっ///⁉︎」
真っ赤な顔をして固まっている健ちゃん。
「…萌香ちゃんと町田くんって、すごくお似合いのカップルですね///」
興奮した様子の優花ちゃんが、いつもより少しだけ大きな声で言った。
「えっ⁉︎ 違うっ違う、私達付き合ってないよ。ねぇ?健ちゃん。」
私は慌てて否定をし、健ちゃんに同意を求めたのに
「……俺と…本当に付き合ってみる///?」
少し間を空けてから健ちゃんが爆弾発言をした。
「何言ってるのよ、健ちゃん/// そんな事、他の女の子に言っちゃダメだよ。私だから冗談だってわかるけど、他の女の子は本気にとっちゃうんだからね。」
「…わ、わかってるよ。他の女子には言わないよ。」
「もぉ、健ちゃんは結構、人気あんるだから気を付けないとダメだよ。」
「はい、はい。」
健ちゃんは、なぜか「はぁ…」と溜息を吐きながら力無く返事をした。
陽葵は健ちゃんの肩を「ヨシヨシ」と摩っている。
何?なんか私がいけない事したみたいな空気になってない?
なぜか少し居づらくなった私は「ちょっとお花摘みに行ってくる」と言って席を離れた。
「それじゃあ、最終日の小樽ではどこに行く?」
陽葵が楽しそうに、クリームパスタをクルクルと巻きながら言う。
私達は修学旅行の打ち合わせをする為に、皆んなでファミレスに入って、お昼ご飯を食べながら意見交換をしていた。
北海道かぁ…時計台、旭山動物園、小樽運河。
食べ物も美味しいし楽しみだなぁ。
なんて思いながらサラダを食べてたら、お昼からガッツリお肉を食べている健ちゃんと目が合った。
あ…健ちゃんってば子供みたいにパクパク食べるから
「ふふ…、健ちゃん口にご飯粒ついてるよ。」
「えっ⁉︎マジっ///」
健ちゃんは口の周りを指で払うが、なかなかご飯粒を取れないでいる。
「違うよ、ここ。」
私は健ちゃんの口に付いているご飯粒を取ってあげた。
「ーーーっっ///⁉︎」
真っ赤な顔をして固まっている健ちゃん。
「…萌香ちゃんと町田くんって、すごくお似合いのカップルですね///」
興奮した様子の優花ちゃんが、いつもより少しだけ大きな声で言った。
「えっ⁉︎ 違うっ違う、私達付き合ってないよ。ねぇ?健ちゃん。」
私は慌てて否定をし、健ちゃんに同意を求めたのに
「……俺と…本当に付き合ってみる///?」
少し間を空けてから健ちゃんが爆弾発言をした。
「何言ってるのよ、健ちゃん/// そんな事、他の女の子に言っちゃダメだよ。私だから冗談だってわかるけど、他の女の子は本気にとっちゃうんだからね。」
「…わ、わかってるよ。他の女子には言わないよ。」
「もぉ、健ちゃんは結構、人気あんるだから気を付けないとダメだよ。」
「はい、はい。」
健ちゃんは、なぜか「はぁ…」と溜息を吐きながら力無く返事をした。
陽葵は健ちゃんの肩を「ヨシヨシ」と摩っている。
何?なんか私がいけない事したみたいな空気になってない?
なぜか少し居づらくなった私は「ちょっとお花摘みに行ってくる」と言って席を離れた。