青蓮の紋章



数百年前まで、天界と魔界はそれぞれ孤立した世界だった。

互いに干渉はせずそれぞれ平和に過ごしていたが...


ある日、「青蓮」の紋章を持つ者が天界に現れた。


「青蓮」とは、百年に1度咲く青い蓮だ。
その蓮を見た者は蓮の紋章が体に刻まれ、蓮が咲くと一つの世界を滅ぼすことが出来る力が手に入る。

しかし、ある一定の期間の間にその力を使わなかったら…

その先にあるのは「死」だ。


一つの世界を滅ぼすか自分の死を選ぶか。




その青蓮が天界のある森の中に生えた。

それを見つけたのは...


天界の王である、カミーユだったのだ。


彼はその時ちょうど隣の世界である魔界を支配しようと考え始めていた。

だから彼はその力を利用しようし、魔界に脅しをかけた。

支配されたくないと魔界は抵抗し、ついには天界と魔界の間に戦争が起きてしまった。

その被害は民間人にまでも及ぶ惨状になり、戦争は10年も続いた。


それでもそれに目にくれず戦争を続けようとしたカミーユを止めようと、魔界の王イズミルは自ら天界へ踏み込んだ。

そして青蓮を探し、見つけるとイズミルはそれを燃やしてしまった。

するとカミーユの腕にあった紋章は消えた、つまり力が無効化したのだ。


それを知った彼は怒り狂い、イズミルに闘いを挑もうとしたが...



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