いつだって君のことが好きで堪らないのに。
すれ違い
私には一つ上の先輩に好きな人がいる。
「おはよう。瑠海。」
「お、おはようございます!」
その人とは今隣にいる、新垣 結斗先輩。
「ゆ、結斗先輩、もうすぐクリスマスですね。」
仲良くなったきっかけは親同士が仲良かったから。
親同士が仲良くなかったら、引っ込み思案の私と人気者の先輩が仲良くなれるはずがない。
…まぁ、未だに私は先輩に対して緊張するんだけどね。