いつだって君のことが好きで堪らないのに。




そんなことを考えてると、


ーーピーンポーン


玄関のチャイムがなった。




「…誰だろ?」




お母さんがいないため、モニターを確認する。



…っ。



そこには、先輩が立っていた。



なんで、なんでいるの。



「なんのようですか。」




思いっきり部屋着で玄関を開けると先輩は気まずそうに目をそらした。




「…久しぶり。」



「お久しぶりです。」




< 12 / 20 >

この作品をシェア

pagetop