宛名のないラブレターをキミに
頭の中で色々と考えるのだが、最終的に彼女が行きつくのは



人を好きになる、ってどういう感じなんだろう?



というところである。


実はずっと本の虜となっていた彼女には
誰かを『好き』という感情がよく分からないでいた。


何度か告白されたことはある。
が、よく分からない彼女は全て断っていた。


周りの人に彼氏や彼女というものが出来る度、『好き』という感情は何なのだろうと考え、それが分かる人たちが羨ましいとさえ思う。
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