宛名のないラブレターをキミに
「え!どうしたの!?」


驚く私に抱きつく結菜。
少し涙目になっている…

って、涙目!?


何が起きているかわからないわたしに近づいてきた悠里と真由。
そんな2人も心配そうな顔をしていた。


「もう大丈夫なの!?」

「え、なにが?」


「さっき階段から落ちて保健室にいるって先生から聞いて…一緒にいけばよかった。」



確かに落ちたことは落ちた。
その通りなんだけど…


この通り無傷だ。
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