甘い媚薬はPoison
俺の驚きが顔に出ていたのか、おじさんは勢いよくバシッと背中を叩いてきた。
「お前が私にそう言わなければ、私が逆にお前に愛梨をもらってやってくれと頼んだだろうな」
「俺が愛娘の相手で後悔しませんか?」
念のため確認するが、彼は穏やかに微笑んだ。
「お前は俺の自慢の息子だからな。ふたりで幸せになれ」
おじさんの愛情に溢れた言葉に、胸に熱いものが込み上げてきた。

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