甘い媚薬はPoison
3、暗闇からの救出
土日ゆっくり休んで熱は下がり、月曜には元気に出勤できるようになった。
杏奈さんの話だと、金曜の朝に私が熱で倒れた後それは大変だったとか。
倒れた私を蓮くんがうちまで送ることになり、秘書の佐藤さんがかなり荒れて周りの社員に当たり散らしたらしい。
「レアな朝比奈さん見れたし、端から見てる分には面白かったわね」
持っていたペンをクルクル回しながら、杏奈さんはフフッと笑う。
「レアってなんですか?」
蓮くんのことが気になって聞いてみたが、杏奈さんは意味不明な言葉を呟いた。
「やっぱり出来る男は優先順位もわかってるわねえ」
「はあ?杏奈さん、訳がわかりません」
私が首を傾げると、杏奈さんはどこか含みのある笑みを浮かべた。
「これは一波乱あるかしら」
「……だから、全然意味がわかんないんですけど」
ひとりで納得しないでほしい。
「まあ、要するに佐藤に刺されないように気を付けなさいってこと」
杏奈さんはペンを私の胸にコンと軽く当てる。
杏奈さんの話だと、金曜の朝に私が熱で倒れた後それは大変だったとか。
倒れた私を蓮くんがうちまで送ることになり、秘書の佐藤さんがかなり荒れて周りの社員に当たり散らしたらしい。
「レアな朝比奈さん見れたし、端から見てる分には面白かったわね」
持っていたペンをクルクル回しながら、杏奈さんはフフッと笑う。
「レアってなんですか?」
蓮くんのことが気になって聞いてみたが、杏奈さんは意味不明な言葉を呟いた。
「やっぱり出来る男は優先順位もわかってるわねえ」
「はあ?杏奈さん、訳がわかりません」
私が首を傾げると、杏奈さんはどこか含みのある笑みを浮かべた。
「これは一波乱あるかしら」
「……だから、全然意味がわかんないんですけど」
ひとりで納得しないでほしい。
「まあ、要するに佐藤に刺されないように気を付けなさいってこと」
杏奈さんはペンを私の胸にコンと軽く当てる。