甘い媚薬はPoison
媚薬の効果には限りがある。
そして、私が持っている香水にも限りがある。
香水は今持ってる一瓶しかない。
つまり、香水がなくなれば、蓮くんを繋ぎ止めておくことも出来なくなるということだ。
香水を使っても使わなくても、いずれ私は彼を諦めなければならない。
でも……どうやって諦めたらいいの?
蓮くん以外の人と付き合っても、彼のことは忘れられなかった。
自分のこの想いを消しゴムで簡単に消せたらいいのに……。
「……ちゃん、愛梨ちゃん」
杉山さんの声がして、ハッと我に返る。
「……はい?」
私がパッと杉山さんに目をやると、彼は私の手元を見ていた。
「愛梨ちゃん、ミルクそんなに入れるの?」
杉山さんに指摘されマグカップを見れば、ミルクの空の容器が十個近くその周辺に散乱してて思わず目が点になった。
なにをやってるんだろう。
「……ちょっとボーッとしちゃって」
私は苦笑いしながら、ミルクの空の容器を集めてごみ箱に入れた。
「まだ体調悪いの?」
そして、私が持っている香水にも限りがある。
香水は今持ってる一瓶しかない。
つまり、香水がなくなれば、蓮くんを繋ぎ止めておくことも出来なくなるということだ。
香水を使っても使わなくても、いずれ私は彼を諦めなければならない。
でも……どうやって諦めたらいいの?
蓮くん以外の人と付き合っても、彼のことは忘れられなかった。
自分のこの想いを消しゴムで簡単に消せたらいいのに……。
「……ちゃん、愛梨ちゃん」
杉山さんの声がして、ハッと我に返る。
「……はい?」
私がパッと杉山さんに目をやると、彼は私の手元を見ていた。
「愛梨ちゃん、ミルクそんなに入れるの?」
杉山さんに指摘されマグカップを見れば、ミルクの空の容器が十個近くその周辺に散乱してて思わず目が点になった。
なにをやってるんだろう。
「……ちょっとボーッとしちゃって」
私は苦笑いしながら、ミルクの空の容器を集めてごみ箱に入れた。
「まだ体調悪いの?」