甘い媚薬はPoison
「トナー……倉庫に予備のあったっけ?」
壁にかけてある倉庫の鍵を持って倉庫に向かい、ドアを開ける。
窓がない倉庫は薄暗くて、空調が効かないのか空気も冷たかった。
「……ここお化け出そう」
昔から暗い場所は苦手で、この倉庫に行くのは躊躇してしまう。
小さい頃、蓮くん達と一緒にお化け屋敷に入ったら迷子になって出られなくなって、それからは友達が一緒にいても絶対にお化け屋敷には入らなくなった。
パチンと電気をつけ中に入る。
広さ六畳ほどの倉庫。
自分の身長よりも高い棚が四つほど並んでいて、辺りをキョロキョロ見渡しながらトナーを探す。
「あれえ、トナーどこ?」
それほど頻繁に倉庫に出入りしないし、入社して間もないからどこになにがあるのか把握していない。
一番奥の棚を見ていると、ブレーカーが落ちたのか突然電気が消えて、ガチャッと鍵が締まる音がした。
「え?なに?」
停電?
暗闇の中に閉じ込められ、身体がビクッとなる。
でも……停電なら鍵が締まる音なんてしないよね?
壁にかけてある倉庫の鍵を持って倉庫に向かい、ドアを開ける。
窓がない倉庫は薄暗くて、空調が効かないのか空気も冷たかった。
「……ここお化け出そう」
昔から暗い場所は苦手で、この倉庫に行くのは躊躇してしまう。
小さい頃、蓮くん達と一緒にお化け屋敷に入ったら迷子になって出られなくなって、それからは友達が一緒にいても絶対にお化け屋敷には入らなくなった。
パチンと電気をつけ中に入る。
広さ六畳ほどの倉庫。
自分の身長よりも高い棚が四つほど並んでいて、辺りをキョロキョロ見渡しながらトナーを探す。
「あれえ、トナーどこ?」
それほど頻繁に倉庫に出入りしないし、入社して間もないからどこになにがあるのか把握していない。
一番奥の棚を見ていると、ブレーカーが落ちたのか突然電気が消えて、ガチャッと鍵が締まる音がした。
「え?なに?」
停電?
暗闇の中に閉じ込められ、身体がビクッとなる。
でも……停電なら鍵が締まる音なんてしないよね?