甘い媚薬はPoison
……蓮くんに会える。
今日こそ彼と話して決着をつけたい。
「お誘いありがとうございます。参加します」
「そう。今日は朝比奈の奢りで高級焼き肉だよ。一杯食べてね」
「はい。もうもりもり食べます!」
仕事が溜まっていた私は七時過ぎまで仕事をして、みんなより少し遅れて会場入りした。
焼き肉屋の店員に三階にある座敷に案内され、襖を開けてそっと中に入れば、みんなビール片手に盛り上がっていた。
蓮くんもいる。
彼の近くに行こうと思ったが女子社員に囲まれていて、とてもじゃないがたどり着けそうにない。
きっと佐藤さんが辞めたから、女子社員が蓮くんに近づくやすくなったのだろう。
モテる男を好きになるといろいろ苦労する。
今日は諦めて帰ろうとしたら、近くにいた児玉くんに声をかけられた。
「岸本さん、遅かったね。こっちおいでよ」
児玉くんが私を手招きする。
「あっ、うん、ありがと」
児玉くんの横に腰を下ろすと、彼の前には杏奈さんがいた。彼女の机には空になったビールジョッキが三つ並んでいる。
「ええ~、これ全部杏奈さん飲んだんですか?」
今日こそ彼と話して決着をつけたい。
「お誘いありがとうございます。参加します」
「そう。今日は朝比奈の奢りで高級焼き肉だよ。一杯食べてね」
「はい。もうもりもり食べます!」
仕事が溜まっていた私は七時過ぎまで仕事をして、みんなより少し遅れて会場入りした。
焼き肉屋の店員に三階にある座敷に案内され、襖を開けてそっと中に入れば、みんなビール片手に盛り上がっていた。
蓮くんもいる。
彼の近くに行こうと思ったが女子社員に囲まれていて、とてもじゃないがたどり着けそうにない。
きっと佐藤さんが辞めたから、女子社員が蓮くんに近づくやすくなったのだろう。
モテる男を好きになるといろいろ苦労する。
今日は諦めて帰ろうとしたら、近くにいた児玉くんに声をかけられた。
「岸本さん、遅かったね。こっちおいでよ」
児玉くんが私を手招きする。
「あっ、うん、ありがと」
児玉くんの横に腰を下ろすと、彼の前には杏奈さんがいた。彼女の机には空になったビールジョッキが三つ並んでいる。
「ええ~、これ全部杏奈さん飲んだんですか?」